バッテリーの発熱について(特に注意してください)
バッテリーの発熱について(特に注意してください)
バッテリーを充電すると発熱します。
バッテリーの電解液は熱が加わると膨張するので、電解液が増えたように見えることもあります。
発熱の原因は、化学反応による反応熱と、抵抗体を電流が流れるために生じるジュール熱です。
ジュール熱がわからない方は「電気コタツ」をイメージしてください。それと一緒です。
古くなったバッテリーにラスロンGを添加して充電すると、添加せずに充電したときよりも若干多く発熱します。
これは修復反応の化学反応熱が加わるからです。
ラスロンGを添加するしないに関係なく、充電時は電解液温度を45度以下に管理して下さい。
温度を上げすぎると物理的故障を招きます。
発熱の程度を調節したいときは、充電電流の調整によって行います。
あるいはバッテリーそのものをタライに水を張った中に浸けるという原始的な方法でもよいでしょう。
発熱すると、電解液中の水分が蒸発します。
電解液の水位レベルラインに注目するようにしてください。
規定水位以下に割り込まないように管理してください。液切れはバッテリー爆発の原因となります。
バッテリーの作業時における爆発・破裂については当社は責任を負う立場にありません。
電解液水位の管理、静電気による引火、作業時の火気厳禁など、当然のことですがバッテリーメンテナンス時の安全管理は絶対に実施してください。
それは素人だから知らなかったでは済まされません。
特に静電気の場合、「何もしていないのに破裂した」ということもあり得ます。静電気にはくれぐれもご注意下さい。